後継したくない後継者が後継するということ

4月1日から鹿児島中央製茶株式会社の代表取締役に就任することが内定している。キックオフのMTGを全社で行い、今、感じていることを綴りたい。

人生の中で2度目の代表取締役就任なので、もちろん1度目があった。その時に記事はこちら。

就任したくない代表取締役に就任する経緯とその内側

正直、気心の知れた仲間がいるので楽しみ半分、めんどくさく、やりたくないが半分という感じ。総じると、はいはいやりますよ、と言う感じ。

自分ではじめたわけではない会社。たまたまその会社のオーナーが自分の父で、いつかは勝手に継がれてくるというもの。その中の一つの会社は、父のキャパを超えはじめた(本人がそう言っている)ので、お前がやれという感じ。

一度はやりたくないとつっぱねたが、いつかはやるのだからと。なので好きにさせてもらえることを条件に引き受けた。

今年は、やりたいこと、肚が引かれるものが少しずつ見えてきて、そこに楽しく没頭する予定だったのが、2月に突然降ってわいたような、待ち構えていたような、突然の代表就任。承りましょう。

正直、後を継ぐのは嫌だった。だけど、ここまで自分が来ているのも、父が継続してきた事業があったからこそだとも理解している。それでも、縛られる感じがして、不自由な感じが嫌だった。かといって、猛烈に抵抗して、飛び出し何かをやったわけでもない。流れのままにこうなった。

自分自身とつながらないで働くとは、自分にウソをついて生きるということ

そんな、自分の中の嫌な感じに目をつぶり、嫌だということを認めてはいけない。そこを目指して、立派な経営者になるんだと、自分に蓋をして、押したくないものを押すように、前進していた時期もあった。

そんなに人が好きでもないのに、好きになるよう自分に嘘をつき、人財育成という旗印のもと、社員さんの成長を促す、というより成長を強制していた時期もあった。

思考で社会的に必要なものを考え、未来の事業が必要だと、やりたいのか、やりたくないのか、わからないような新しい事業を自ら立ち上げてきた時期もあった。

それもこれも、今につながる大切なプロセスだったと。自分の中心から経営してみよう、そう思うに至るプロセスだったと。

私の経営のテーマは「自分の肚から経営する」

そう。私の経営のテーマは、「自分の肚から経営する」。自分の自由さ、軽やかさを大切に、一人一人が幸せを選択できる経営をしようと。自ら手放せば、選択肢が広がり、可能性が広がる。

会社を存続させることが果たして良いことなのだろうか?会社を廃業させることは悪いことなのだろうか?そんな会社の存在に対する善悪を超えて。正しさではなく、肚から経営してみよう。