3月24日に2018年春の長期インターンシップが一応の区切りをもって終了した。最後にみんな集まり、場を持って終了することに。インターンシップに参加したみんなが集まってくれた。
2018年春の長期インターンシップに関する記事はこちら。
2018年春・長期インターンシップのテーマ
例年であれば、長期インターンシップの〆は、15分プレゼンと決まっていた。お題は「働くとは」。㈱下堂園の長期インターンシップに参加すると最後にプレゼンを行い、仲間からフィードバックをもらって、感想を告げて終了。そのあとは、懇親会という流れ。
ただ、今年は違った、というよりそういう流れにならなかったし、そもそもインターンシップのプログラムからして例年と違った。
根底にあったのは、こちらが何かを用意して、その枠の中で何かをしてもらうという従来のスタイルを本質的に見直して、もっと自由に、もっと柔軟に、もっと気軽にしてみたら、どう?みたいな感じではじまった2018年春。
テーマは「解放」と「自立」。
インターンシッププログラムの流れ
そしたら、所属部署もない。会社に行く必要もない。学生さんはインターンシップに参加表明したのに、何もしたくなければ、何もしなくてよいという、なんとも解放感あふれるインターンシッププログラムとなった。ただ、やりたければ、存分に会社の資源は活かしてよいと。
〆のプログラムは、対話をベースにそれぞれの「囚われ」をテーマとしたプログラムとなった。全員でチェックインし、それぞれが気づいている自身の「社会に適合するための戦略」をシェア。からの、その戦略を支える前提について二人組で40分くらいかけて外を散歩。最後に散歩&チェックアウトの対話で終了。そして懇親会へという流れ。
主催者として感じたこと
主催者として、やり切った感はないし、充実感もない。今回は、長期インターンシップをやった、というよりは、インターンシッププログラムが勝手に進んでいったという感じ。
話を聞くと、ドイツに海外インターンした二人は、自分たちで昨年の秋頃、やるか、やらないかも含めて、意図を練り上げたのだそう。そのうえで、海外でのスケジュールを立てたり、海外の滞在先でのアポをとったり、下堂園のスタッフと調整したりしたそうだ。
参加した学生5人にとって、どんな経験だったのか正直よくわからない。はたして、これを長期インターンシップと呼んでいいのかさえ。
インターンシップで私が感じた変化
ただ、参加した学生の一人の笑顔が、自然で美しかったのが印象的だった。彼女は、自分が「できる」ということが社会に適合するには必要で、「できない」ことは、蓋をしたり無視したりしてきたのだそうだ。そうやって自分を裁き、これまで生きてきたと。それを語っている彼女の顔は、なぜかすっきりとしていて、さわやかな印象を受けた。
まだ、今年の夏、インターンシップをやるかどうかはわからないが、私自身、この場を持てたことがうれしかった。
また、道の先で会おうと伝えあい、2018年春の長期インターンシップを終了した。