最高に好きだったほうじ茶ビールの試作が、商品レシピに採用されなかった件【茶舗麦酒・ほうじ茶エール】

前回に引き続き、自分が好きな試作のレシピが、本採用、つまり茶舗麦酒の商品レシピとして採用されなかった件。

前回の記事はこちら。

今回は、ほうじ茶エールの試作の中で生まれた最高に美味しかったビールのお話。ほうじ茶を原料として使用し、その風味をいかにビールの中で表現するか、さまざまな試作を行いました。ピルスナー、アンバー、スタウトなどなど。

茶舗麦酒・ほうじ茶エール

その中で、私が最高に好きだったのが、ほうじ茶ヴァイツェン。正確に言うと、ほうじ茶シュヴァルツヴァイツェン。麦芽は、ピルスナーモルト、ウィートモルト、チョコレートモルト、カラメルモルトを使用し、ホップはペルレ。

で、このビール、ほうじ茶エールの試作品を試飲する際、第一印象は特に美味しかったというわけではない。だが、何か気になる。何か気になる。が重なり、癖になり、好きになるというパターンのやつ。

ボトルズで飲んだ、サワーエールを思い出させる。その奥にたしかにほうじ茶がいる。ちなみに、ボトルズとは鹿児島にあるビアバーで、私的には、いわいるマニアックなビアバー。 ベルギービールを中心に、サワーエールやランビックなど、なかなかお目にかかれないビールと出会え、かつ店主に熱く説明してもらえるお店だ。しかも、ビールを熟成させて楽しむことに長けていらっしゃるので、なおさら奥が深くてマニアック。

茶舗麦酒・ほうじ茶エールときゅうりの漬物

このほうじ茶シュヴァルツヴァイツェン。何とも言えない、癖になる香りを放つのだ。出汁っぽい、ソースや醤油のような、何とも日本人の食欲をそそるような香りがするのだ。正直、一口では、美味しくないかもしれない。ただ、飲んでいくうちに、日本人の身体に染み付いた食文化がきっかけで、美味しさに目覚めていくビールです。日本人のDNAを刺激するビールかな。

こちらも、こんなに素晴らしいビールなのに、採用されなかった。残念。

まあ、担当者が頑固だからしょうがない。どうしても、もっとほうじ茶の香りをストレートに出したかったんだって。それなら、しょうがないか。

いつか、限定バージョンで醸造してくれるよう、こちらも担当者に吹き込んでいる。頼む。